国内外から注目を集めるクールジャパンアワード
― クールジャパンアワードのWEBを拝見しましたが、ユニークな活動をされていますね。
磯久 2017年に2回目を開催したばかりですが反響は大きく、たしかな手応えを感じています。海外からも注目されていて、2018年は2月にニューヨークのブルックリンで、8月には台湾でも展示会を計画中です。
― 受賞作品のバラエティー豊かな顔ぶれに驚きました。
磯久 子ども達に人気の「キャラ弁」から最も本物の宇宙に近いスーパープラネタリウム「MEGASTAR(メガスター)」、昔の風景を再現した「豊後高田 昭和の町」、清酒による乾杯の習慣を広める日本初の条例「日本酒で乾杯条例」、丈夫さとデザインが海外セレブに人気の「ランドセル」など、あらゆるモノやコトが顔をそろえます。第2回の2017年には対象を離島にまで広げたことで、見過ごされがちだった地域資源にまでスポットが当たるようになりました。
未知なる日本の魅力に触れるワクワク感
― 取り組みのやりがいと今後の目標は?
磯久 自分が知らなかった日本のいいところに触れる時には、いつも新鮮なワクワク感があります。さまざまな自
治体と交流したり、地方の経済状況を肌で感じたりと、貴重な体験の連続です。
この活動を通じて日本の素敵なモノやコトが世界に知られるようになり、それらを生んだ地域の人々と、受け入れた各国の人々が、より豊かに暮らせるようになればいいなと思っています。
もう一つの顔、設計士としてのモットーは・・・
― 磯久さんは、一級建築士としても活躍中とか?
磯久 株式会社ゴーロク設計舎の代表取締役兼チーフデザイナーを務めています。クライアントの思いをカタチにするのはもちろん、資産形成にも役立つ完成度がモットーです。オフィスのリノベーションや美容室を手がけましたが、いずれもクライアントが自分の言葉で設計のコンセプトを語れるようにサポートも行いました。
有名な建築家の作品に入居して得られる刺激
― 建築のプロから見て、西陣産業創造會館の良さは?
磯久 大正時代に活躍した有名な建築家、岩元祿氏の作品だけあって外観意匠は秀逸です。岩元氏はわずか3点の建築物を残して夭折したのですが、若くしてこれほどまでに独創的な設計デザインを生み出したことには驚くばかり。そんな彼の貴重な作品に事務所を構えることで、同じく建築に携わる者として日々刺激を感じています。また入居者として、各階ともに天井が高いのも大きなメリットです。私は仕事柄、オフィス内での業務が多いのですが、おかげで窮屈さを感じることはなく、ゆったりと仕事に取り組めます。
会社情報
Room | 8号室 |
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会社名 | 一般社団法人クールジャパン協議会 |
代表者 | 代表理事・事務局長 磯久 五郎 |
公式ホームページ | http://cooljapan.info/ |