インパクトある社名に隠された秘密とは…
― 宮嶋さんは学生時代に起業されたそうですね。
宮嶋 2007年11月、大学3年次に創業しました。当時は企業のホームページを手掛けていて、屋号も「ウェブインパクト」か「ウェブメディア」にしたかったんですが、別の会社が使っていたので第3候補の「メディアインパクト」に…。2011年に法人化し現在、スマホアプリやAR、パンフレットにポスターなど、ウェブ以外のメディアも手掛けており、この社名で良かったと喜んでいます(笑)。
行政とのつながりを持てるチャンス!?
― 西陣産業創造會舘に入居したのは?
宮嶋 2年間で修士号を取得し、博士課程1年目の時、ある人物に紹介された瞬間に「入居したい!」と思いました。西陣産業創造會舘は京都府が窓口を務めており、以前より公益性の高い仕事に関心のあった私には、行政とのつながりを持てるチャンスに思えたんです。入居の審査は厳しいものでしたが、だからこそ行政から信頼を獲得し、入居間もなく仕事の発注を承りました。
モットーは「相手の立場で考える」こと
― 仕事を通して実現したいことは?
宮嶋 取引先はもちろん当社の製品を利用する人々にご満足いただくこと、そして従業員の物心両面での幸福を追求しています。どれだけ社会に貢献していても、従業員がシアワセでなければ長続きしません。クリエイター出身の私にスマートな組織運営ができているかは自信がありませんが、つねに「相手の立場に立って考える」よう心がけており、その視点を仕事にも活かしていこうと考えています。
―例えばどういった作品に表れていますか?
宮嶋 京都府の「きょうと子育て応援パスポートアプリ“まもっぷ”」が代表例ですね。自分たちが相手の立場に立って考えるところからさらに踏み込み、数多くの子育て支援団体を通じて、実際に子育てを頑張っているママさんたちから生の声をヒアリングしました。おかげで現在、京都府下で約6万人の方にご利用いただいています。
まるで入居者全員がひとつのチーム
― ところで西陣産業創造會舘の居心地はいかがですか?
宮嶋 文化的価値の高い建物を拠点としていることを誇りに感じています。ここにいる皆さんは向上心のある方ばかりで、入居者ミーティングでも会話が弾みます。いつか全入居者が力を合わせ、“オール西陣産業創造會舘”というチームで仕事ができればいいですね。
会社情報
Room | 24号室 |
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会社名 | 株式会社メディアインパクト |
代表者 |
代表取締役 宮嶋 健人 宮嶋 茉莉緖 |
公式ホームページ | http://www.mediaimpact.co.jp/ |